幼少期の思い出を紡ぐ再生
計画当初は建替えも視野に入れていました。
しかし、縁側や庭を眺めていると、自分自身が子供の頃遊んでいた情景を想い出し、
子供や孫たちにもその思いを引き継いでもらいたいと思うようになったそうです。
施工ギャラリー
リフォームポイント
座敷と床の間
座敷は既存のまま残す計画もありましたが、今までも殆ど使用しておらず、日当たりの良い場所を活用しないのは意味がないということで、DKとして中心に据えました。



キッチン収納
アイランドキッチンの背面部の収納は、床の間だった場所にあり、
落し掛けは残し、それ以外は新設の床の間に全て再利用しています。


続き間
和室続き間と広縁の造作や佇まいは、極力生かすことを念頭に
詳細部の納まりには、細心の注意を払いました。





キッチン
北側の暗い部屋の片隅にあったキッチンが、
今では庭を眺めながら調理できる居心地の良い場所になりました。




玄関ホール
ホール正面の収納はコート掛けで、書院の建具や欄間を全て再利用しています。
ホール横のウォークインクローゼットの入り口建具も座敷の建具の再利用です。


外講
目隠しと通風を兼ねた懐かしい板塀を、現代の材料と融合させています。
右手の借家と母屋のアプローチを分離しました。


