古民家再生 広島市佐伯区 K様邸2
2014年10月25日こんばんは、山根です。
広島市佐伯区のK様邸は、玄関と広縁にかけての屋根を解体して、
屋根の下地をつくる作業を進めていて、作業は大詰めを迎えています。
上の写真では、少しわかりにくいのですが、
隅木の部分の反り具合を、別の角度から撮影。
元々の隅木付近は、一部の部材でケヤキが使われていました。
長年かけて腐食が進んでいて、荷重がかかって下がっている部分もあり、
方位によって瓦屋根が波打っている状況でした。
そういう状況を考慮して、配付け垂木は元々2本だったところを、
少し間隔を狭めて、3本配置して、大工さんが補強してくれました。
隅木の付近は、瓦座を上からコーチボルトでしっかりと固定しています。
しっかりと固定するのと合わせて、切り込みを入れて荷重がかかった場合の逃げもつくっています。
今回の一番の補強は、屋根には跳木を入れていったことです。
その跳木は、隅木のあたりでは扇状にかけています。
週明けには野地板を張って見えなくなってしまうので、
今日は貴重な1枚を撮影してきました。