全面改装・増築 土間と離れで暮らしを楽しむ 4
2015年06月12日こんにちは。現場担当の住岡です。
大工工事は、建物の構造補強を終え、いよいよ床・壁を造っていきます。
同時に床・壁の中に設置する水道やガスの配管、照明等の電線を施工していきます。
今回、水道の配管はヘッダー工法を採用(写真の赤(湯)や青(水)の配管が集中している部分)しました。
採用したヘッダー配管について、一般的な配管との違いを比較してみると、
配管経路
一般的な配管:水道が必要なところで分岐させるので、木の枝のように分岐がたくさんある
ヘッダー配管:分岐を一ヶ所に集中させて、そこから必要な位置に配管を設置する
水圧
一般的な配管:複数水栓の同時使用で水圧変化が発生する
ヘッダー配管:圧力変化が少なく、安定した流量が確保できる
メンテナンス
一般的な配管:漏水の原因となる接続部が多く、接続部も壁や床の隠れた場所にある
ヘッダー配管:接続部が少なく漏水リスクが減り、不具合部位の特定や点検・修理も容易
といった、メリットがあります。
さて、大工工事に戻ると、まず床の下地作成していきます。
既存の床の高さをレーザーレベルで測定してみると、若干、不陸があったようです。
改装では床の構造材の束・大引・根太の交換を行い、
床も水平になるように高さの調整を行います。
下地の合板を貼り、この上に仕上げの床板を貼っていきます。
床の一部に段差を設けています。この部分は何になるでしょうか?
後程、紹介したいと思います。