周南市 店舗新築
2016年01月16日今日は、幸城です。
周南市で鉄骨造の新築工事があり、その地盤調査を行いました。
地盤調査は建築予定の箇所の地盤がどれだけ支える力があるかを調べるものです。
建築工事前の健康診断のようなものです。
今回は、鉄骨造でもあり、区画整理地区の造成地でもあったので、確認のため、行い
ました。
これをもとに地盤改良の必要性の有無、基礎の設計を行います。
調査自体は、専門の業者さんにお願いしました。
今回の地盤調査は、スウェーデン式サウンディング試験で行いました。
先端がねじ状になっているロッドに100kgの重りを付けて回転させながら押し込み、
ロッドが25cm進むのに何回転したかを計測し、その回転数をもとに地盤の強さを調べ
る方法です。
現在、ハウスメーカーで最も広く採用されている調査方法です。
上の写真が調査に使う機械です。
調査個所は、今回の建物の4隅の柱芯と建物の中心の5カ所です。
まず、調査個所を確認します。
調査個所を確認したら、対象の5カ所を1カ所ずつ調査していきます。
いよいよロッドを回転させて押し込んでいきます。
25センチ毎押し込んでいき、それにかかる回転数から長期許容応力度、
そこから換算N値を出していきます。
今回は、25センチ毎に、2m50センチの深さまで調査しました。
5カ所の計測を行い、それぞれの地点の層ごとの地耐力を確認していきました。
この計測結果と、土質、地下水位・含水状況から総合的に判断を行います。
今回の結果では、各地点とも固い地盤であり、地盤改良の必要はないことを確認し
ました。
まずは一安心です。