建て替えより再生を選ぶ
ご主人の実家が営んでいる米屋さんの倉庫と、
かつての従業員宿泊施設として使用していた築86年の古民家を再生して
自分達で住居にしたいとの希望でした。
傷みが激しく土台の3分の2は交換しています。
LDKの天井は既存の根太天井をそのまま現しにしています。
電気配線も碍子を用いてレトロな雰囲気を高めています。
既存の押入れ箪笥の欅の建具を収納建具等に再利用しています。
外部は無機質なサイディングが張られ、
古民家としての風合いは大きく損なわれていました。
今回のリノベーションでサイディングは全て剥がし、
腰上には漆喰を塗り腰下には杉板を南京下見板張りにして塗装し、
本来の古民家の風合いをモチーフに改装しました。
DATA
- 建設地
- 安佐北区
- 施工面積
- 178㎡
- 工期
- 5か月